2007年10月の日記


>> 3(Wed) 成長って
10月3日(Wed)  成長って
すごいなとつくづく思うんですけど。
一年前の私と今の私では、全然腹の座り方が違う。
勉強してきた事も手に出だした。
心身の状態も全然違う。
今までうわーっと表面の方でやってたのが50%だとしたら、今は20%以下だし、把握とコントロールが早くなった。迷いに結着がつくのも早い。自分を受け入れることにかなり成功したとは思うが、まだ20%ぐらい残ってる。そこは体や神経とのやり取りだと思うんだけど。でもそれも随分改善してきた。自分の体がこうであるからこそ、私はこうして生きてるわけで。私は私でしかないわけで。この体と共に全てがあるんだということを、もう今は理解しているので、これが思考の全身に染み渡るまでにまぁもう一年とか、その程度かもしれない。手こずるかどうか分らないけど。
たったの一年でこれだけ変われるんなら、不器用だとか不自由だとかなんて絶対なんの関係もないと思った。
たったの一年。短いんだけどさ、いや短くねえなとか思う。
先月とかは、変化した自分に慣れなくてちょっとびっくりしたりとかしてた。ある人との出会いでまた一段階、次の修業に進めたなと思うし。
今はとにかく、地力をつけていこうと思う。ままならないからといって、焦っているばかりでは今の自分を見失う。そういうのはもう嫌なんで。
これから寒くなっていく中で、体も冷えて頭も冷え、自分と向き合って、まるで温度の高かったドロドロの液体が温度が下がって煮こごりが出来るみたいに、一つ一つのぷるんとした固まりになってくる。それを一個ずつ掬ってそっと皿に乗せていく。そんなのが、私にとっての絵を描くということだと思う。
根っこを大きく太く育てていく作業をひたすらやっているうちに、必要なものがきちんと貯まれば、ポン、と芽が出たり花が咲いたりするだろう。それが作品だと思うし、今までも、納得のいく「次の段階」の絵っていうのはそうやって生まれてきた。
先日クロッキーに行った時、確実に自分が勉強してきたことが消化されて手に出ることで、自分が描くものに今までなかった質を現しはじめたことが分った。明らかに目がもっと集中し分析しながらものを見れるようになり、そのおかげで手が本来動きたかったように動くのに相当ストレスが減った。それはとても勇気になった。ちゃんと頑張れば、やれるんだって。自分が納得いくまで、自分がやるべきと思うことをやっていれば、ちゃんと変わっていくんだって。分ったから。
なんかすごく、安心した。
頑張ろうって思った。
そいで、やっぱりスペシャルはスペシャルでしかなくて、そんな簡単に見つかりも出会いもするわけないってことも分った。でも未だに怖い。見つかってほしくないし、でももし、っていう気持ちもなくはない。
でもどちらにせよ、今は地力をきちんとつけなさいってことなんだと、私は解釈した。どう考えてもそういう風にしか全ての物事が動いていないから。
今は、ほら、誰にでも何かあると思うけど、ずーっとやらなきゃと思いながらそのままにしてきたことっていうのを、一つずつ解消していく作業をしている。
最近、「石の上にも三年」の石って呼んでるんですけど、時が来ないとてこでも動かない自分のことを(笑)。でまぁ、石がね、どっかり座ってるんで。それを最近すごい感じるのです。だから真ん中へんの自分がうわーって慌てたりとかしても、石がどっかりなのですぐ戻って来れるというか…。よくよく考えてみたら今まで全部こいつが…。というかこいつが動く時ってのはいつも間違いなかったので。こやつがよっこらしょって重い腰を上げると凄まじいパワーが出ますのですよ。その時のために、今は確実に力をつけていこうと思った。体調管理も含めて、デッサンとか、習作とかもだしね。今やってることは間違ってないと分ったのでほんとによかったです。これを続けて。静かで強い自分を育んでいこうと思っています。そして習作と制作を続けて行く生活の中で、ポン、と一つ二つ生まれたらば、次の展示を決めたいと思います。
まーだまだ。しばらく。ゆっくりと。
No.181


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